ITエンジニア関連 - OS関連 - Linux Mint 21 - Galleria QF655 はこちらの方が良いのは?Steam ゲームを動作させる
関連記事: 古すぎるゲーミングPCで Steam ゲームを遊ぶ
概要
Galleria QF655 に Zorin OS 18 を入れていたが GeForce
のドライバが対応しておらず、汎用的な「Nouveau」というドライバで運用していた
安定性は高いものの、ゲームなどGPUを要するものでパフォーマンスが出ない
Linux においても GeForce を動作させるドライバはあるが、QF655
に搭載されている GT650M を動作させるドライバ
nvidia-driver-470
は
Zorin OS 18 では対応していない
ちなみに Linux Mint 22 でも対応していない
ということで、なるべくサポート期間があり、
nvidia-driver-470
に対応した Linux Mint 21 を導入
ゲーム起動の実験を行った
とはいえ、その Linux Mint 21 も 2027年までである
以後、
nvidia-driver-470
に対応できるOSは存在しなくなるので、それが QF655 の寿命である
簡易手順
- Linux Mint 21 導入
-
sudo apt install nvidia-driver-470でインストール - Steam を Software Manager からインストール (Flatpak)
- nVidia Settings で On-Demand から Performance に変更
Steam の各ゲームのパラメータ
__NV_PRIME_RENDER_OFFLOAD=1 __GLX_VENDOR_LIBRARY_NAME=nvidia PROTON_USE_WINED3D=1 GTK_IM_MODULE=xim QT_IM_MODULE=xim STEAM_DISABLE_OVERLAY=1 %command%
-
__NV_PRIME_RENDER_OFFLOAD=1 __GLX_VENDOR_LIBRARY_NAME=nvidia- 複数GPUを搭載したPC上にて、nVidia (GeForce) の利用を強制するパラメータ
-
PROTON_USE_WINED3D : OpenGL を強制することで Vulkan
を切り捨てて起動できるようにする、ただし DirectX9~11
時代のゲームまでしか対応できない
- ゲームの起動に関して一番効くパラメータ
- GT650M は Vulkan 1.2 までしか対応しない(DXVK1)ため
- GTK_IM_MODULE : 入力を xim (X Input Method) に強制、こちらは GIMP Toolkit というライブラリを用いている場合
-
QT_IM_MODULE : 入力を xim (X Input Method) に強制、こちらは Qt
というライブラリを用いている場合
- 入力遅延がある場合にこれを設定すると改善する場合がある
- GTKもQTも同時に設定しないと不十分な場合が多いらしい
-
STEAM_DISABLE_OVERLAY : Steam オーバーレイを無効化
- 起動しないのが Steam オーバーレイ自身が原因の可能性がある場合に
- オーバーレイを起動しないことによるパフォーマンス改善にも効く
関連記事では聞いていた「GALLIUM_HUD」は使えなくなる
fps などを監視したい場合は Steam 標準機能で
トラブルシューティング
Q. コントローラは使える?
使えるが設定が必要
- コントローラを接続
-
lsusbにて対象のIDを調べる - 下記を実行
sudo modprobe xpad
echo "(ID前半4桁) (ID後半4桁)" | sudo tee /sys/bus/usb/drivers/xpad/new_id
# 例
echo "1234 5678" | sudo tee /sys/bus/usb/drivers/xpad/new_id
ls /dev/input/js*
でjs0 などが現れれば成功
Steam でゲーム起動時に、
他操作をせず待機する必要がある
といった起動時にクセが生じる
Q. 暗い(ライトが正しくない)
Unreal Engine 製のゲームの特に環境光に対して発生する
Vulkan の命令が対応しておらず処理されないためで、GT650M では改善不能
Q. フルスクリーンだと不安定になる
Windows ではフルスクリーンの方がパフォーマンスが良いのだが、Linux
ではウィンドウのほうが良いとのこと
可能ならボーダレス、できないなら可能な限り大きいウィンドウの解像度で
起動できたゲーム例
以下はあくまで Galleria QF655 (GT650M Vulkan 1.2)
での動作確認結果である
昨今の新しいハードウェアならそもそも発生しない現象もあることを留意
Linux ネイティブ で上記設定が不要
| タイトル | fps | 状況 |
|---|---|---|
| AntiChamber | 正常に起動 | |
| SDガンダム Gジェネレーション クロスレイズ | 20 ~ 60 | メニュー、フィールドは60fps、戦闘アニメーションは 20fps前後まで落ちる |
| 式神の城 | 60 | 正常に起動、だいたい60fps |
| 式神の城2 | 20 ~ 60 | 正常に起動、だいたい60fps だが重いところでは20fpsぐらいまで落ちる。ゲームがちゃんと終了しない不具合はある |
設定で起動を確認したタイトル
| タイトル | 設定 | fps | 状況 |
|---|---|---|---|
| Blazblue Contiuum Shift Extend | パラメータ | 50 ~ 60 | フルスクリーンだと50fpsぐらい、ウィンドウで60fps |
| Capcom Fighting Collection | パラメータ | 50 | 720p にしても 1024x768 にしてもメインゲームが60fps いかず50fps前後 |
| Castlevania Dominus Collection | パラメータ | 50 | ギャラリーオブラビリンスで動作確認、50fps ぐらいまでしか出ない、入力遅延はない |
| Drainus | パラメータ | 50 ~ 60 | およそ 60fps、高負荷時に50fps ぐらい、プレイフィーリングは問題ない |
| 怒首領蜂 大復活 (Dodonpachi Daifukkatsu) | パラメータ | 50 ~ 60 | およそ 60fps, 高負荷時に50fps ぐらい、プレイフィーリングは問題ない |
| EZ2ON Reboot R | パラメータ | 40 ~ 60 | メインゲームは60fps, 選曲が40fps。BGAが遅れていく。メインゲームも時々がたつく(同期?)。判定処理がブレるので不正確と思われる。でもSぐらいは出る。20msぐらいの遅延 |
| 斑鳩(Ikaruga) | パラメータ | 60 | 60fps、部分的にレートは落ちるが、リザルトは保存できる(斑鳩はフレーム落ちがひどいとリザルトが保存できない仕様がある) |
| ロジアート グリモワール (Logiart Grimoire) | パラメータ | 40 ~ 60 | メインゲーム部は 720p で 60fps、数字が一部表示されない不具合あり、フレームレート制限が無いのでGPUを燃やしてくる |
| Lumines Remastered | パラメータ | 40 | 40fps前後。気持ち入力遅延があるように思える程度 |
| Psyvariar Delta | パラメータ | 50 ~ 60 | 50-60fps 出る |
| R-Type Dimensions EX | パラメータ | 40, 60 | 3Dで40fps, 2D で60fps。特別入力遅延は感じない |
| Revolver 360 Re:actor | パラメータ + Proton 5.13 | 40 | 40fps前後正常動作。Experimental だとメインゲームがまともに描画されない(頂点計算がおかしい)。Proton 8 だとメニューすらまともに描画されない |
| 旋光の輪舞2 | パラメータ | 40 ~ 60 | 1080p で40fps、 720p で 60fps |
| ユグドラ・ユニオン | パラメータ | 60 | 60fps, 問題ないように見える |
設定で起動するが微妙なタイトル - Unreal Engine製
Steam / Linux の相性というより GT650M の性能限界によるもの
最新ハードウェア (GTX900~ or Radeon RX 400~) なら恐らく問題ない
| タイトル | 設定 | 状況 |
|---|---|---|
| Bloodstained Ritual of the Night | パラメータ | 20fps ぐらい。Unreal Engine 製なのでライティングの問題が生じる。 |
| Chromatic Conundrum | パラメータ + Proton 8.0 | 4fps、メニューすら表示されない。恐らく Unreal Engine製で、メニューにはライティングを使っているせいだと思われる。該当する位置にカーソルを合わせれば操作できはする |
| R-TYPE FINAL 2 | パラメータのみ | 2fps程度しか出ない、動画再生の時に落ちる。Proton 5.13 を採用するとメニューなどが動作するが動画再生ガスキップされる。ゲームノシーンでも10fps程度、Unreal Engine 製なのでライティングに異常が出る。敵の弾が見えなくなるのが致命的 |
| Tetris Effect: Connected | パラメータ + Proton 8.0 | 20fps 前後出るが Unreal Engine 製なのでテトリミノが見えない致命的な現象が出る。解像度設定もおかしい。Experimental だと3Dが描画できず落ちる。 |
設定で起動するが微妙なタイトル - その他
| タイトル | 設定 | 状況 |
|---|---|---|
| Castlevania Advance Collection | パラメータ | 最初の注意書きや、ゲーム選択の背景が出ない。ゲームもまともに描画されない。Proton 8.0, 5.13 などではそもそも起動しない |
| DJMAX Respect V | パラメータ | メモリリークの不具合あり 不具合が発生するとシステムを巻き込んで停止する。Linux 環境では起動しない方が良い可能性がある。或いはメモリは 16GB 必要。選曲、ロード画面までは確認。 |
設定しても起動できないタイトル
| タイトル | 設定 | 状況 |
|---|---|---|
| Armored Core 6 | どう設定しても起動しない | |
| Capcom Arcade 2nd Stadium | GPU非対応エラーでどう設定しても起動できない |
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