デジモンストーリー サイバースルゥース ハッカーズメモリー - レビュー
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総評から
現時点(サイバースルゥース編 クリア、ハッカーズメモリー編 Chapter 17)で評価すると、「Digimon Collection Simulator」のような印象
デジモンのコレクション、進化/退化はちゃんとしていて、それがコアにある
それに付随する要素がいろいろとイマイチであるというところで、Simulatorゲームを思い出すレベルである
デジモンをコレクションしたい人向け
・・・でもデジモンをコレクションする、という主目的を始めるまでの道中が長すぎる
ストーリーについて
- .hack// を思い出すが、スタッフにいるとか、意識したとかいうのは無いらしい
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両編通してあるキャラクターのノリが大変鬱陶しい、苦手な人注意
- なのにアニメ関連のデジモンと関わりを持つという
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余分な話が多すぎる
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はっきり言ってボリュームのかさましにしかなっていない
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必要な話はおよそ半分以下
- 同じ展開の話の依頼まである始末
- それも何か特別にトリックがあれば良いものの、依頼⇒ADV⇒ダンジョン⇒ボス格⇒終わり というサイクルを繰り返すだけ
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必要な話はおよそ半分以下
- シリアスに急ぐ展開なのに、余分な話が多いせいで真剣さにかける
- サイバースルゥース編について、序盤の話は出会いもありつつも不要な箇所が多い、Chapter 10 頃からが本編
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ハッカーズメモリー編 Chapter 07
のあるミッションが、無駄にグロテスク表現をやってくる
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これも特別ストーリーに関係があるわけではない
- 何のためにある話か不明、完全にスタッフの自己満と思われるが・・・
- 調べてみると有名な1件らしい
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これも特別ストーリーに関係があるわけではない
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はっきり言ってボリュームのかさましにしかなっていない
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久々にプレイなどでは次に何をすべきか見失うことがあるところ、ミレイがこれを教えてくれる、この配慮は良い
- コメントも聞くたび変わるので、目的無くても聞いてみると良い
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基本的にストーリーに分岐は無い
- サイバースルゥース編の途中に分岐しそうな箇所があるが、ミレイの言う通り、どちらから先にやるかだけ
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ハッカーズメモリー編 Chapter 08 のある依頼が割と唯一の分岐
- 閉鎖するほうを選ぶと、ハッカーズメモリー編の一部機能が本当に使用できなくなる(らしい)ので選ばないように
- 不介入だとその機能が使用不可になる他、報酬もない最もデメリットを被る結果になる
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CSP(依頼をこなすと上がるもの)によるメインストーリー阻害がテンポを悪くしている
- メインストーリーを開始するトリガーにもなるが、そうでなくても主線は常に進行しているほうが良い
- 依頼システム(API)を経由しないと何かと不都合があるのか、そのままクエストを始めればいいもののいちいち依頼ボートを参照させられる
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謎のゲストデジモンオンリー戦
- プレイヤーが殆ど関与しないのでイベントで良かった感
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イベント演出が弱い
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基本的にADV会話パートで動くのみの人形劇
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本作に限らず、最近のリッチな3Dゲームが大半そう
- 老害発言となるが、PS/SS時代のゲームは細かなシーンでも専用のシーンを用意したりするなど細かな演出に妥協が無かった・・・印象である
- 重要なイベントシーンでもそう
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本作に限らず、最近のリッチな3Dゲームが大半そう
- 隠し通路の出現とかも、通路の出現をアニメーションすれば見応えあるのに、画面が白フェードするだけという
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でも一部のシーンはちゃんと凝ってたりする
- アニメかと思うようなシーンがある、実際にアニメなのか?
- 会話シーンで3Dモデルの配置を工夫するといった仕組みは他ではなかなか見ないので良いと思う
- ハッカーズメモリー編では、デジモン系の依頼にてデジモン登場演出が追加された・・・がそれだけで細かな演出不足は改善していない
- ハッカーズメモリー編で背景動画の画質が悪い、サイバースルゥース編の場合、元がVitaでもということで理解できるものの、ハッカーズメモリーはPS4/Switch/Steamなので理由が不明
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基本的にADV会話パートで動くのみの人形劇
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しかしながら、ところどころアニメを知っているとわかるシーンもある
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ノキアに関わる2匹のデジモンはアニメ声優
- 初代を知っていると、2体が最終的にどうなるかも予想がつく
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エリカに関わる1匹のデジモンが「カイザー」と発言したりする
- アニメ02 一乗寺 賢が「デジモンカイザー」だった時期があることを知っているとちょっと感動する
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関西弁のテントモンが関係する依頼もある
- ある段階からアルマジモンを見かけるようになるが、こちらは名古屋弁ではなかった
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テリアモンとレナモンがつるむ依頼がある
- ギルモンはいない様子
- 初代OPのシーンを意識したような演出がある
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BGM にクラシックのアレンジがある
- デジモンのアニメでは時々クラシックのアレンジが行われているので、それを知っているとデジモンらしさを感じられる
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ノキアに関わる2匹のデジモンはアニメ声優
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会話のオート送りが無い
- Shining Force Resonance といい、最近のゲームにはなぜオートが無いのか?
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長くて1時間近く、セリフを聞いてボタンを押すということが続く
- 嫌なら飛ばせば良いという話ではあるものの、それにしてもスキップすらない
キャラクターデザインについて
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キャラクターはヤスダスズヒトさんが全面に出ている感じ、ファンの人はぜひ
- 露出多めなのは氏の作風
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私が述べられる作品は下記
- 漫画/アニメ「夜桜四重奏」
- アニメ「デュラララ!」
- ゲーム「カラドリウス」
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ゲーム「デビルサバイバー」及び同シリーズ
- デビルサバイバー2 はアニメもある
BGM/SE について
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BGMは
- オープニングから「ダンガンロンパ」らしさを感じられると思う
- 探偵BGMも氏らしさがある
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ボイスのマスタリングが変
- ローカットしてハイを上げまくっている上にコンプレッサーかけているせいでとにかく聞き取りづらい
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BGMとボイスのバランスが悪い
- BGMを設定で下げれば良いが・・・
探索/ダンジョンについて
- あっちゃこっちゃ行かされるが、探索してる感はあまりない、ぶっちゃけだいぶお使い
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マップが無駄に大きい、マップ縮尺は半分か 2/3 ぐらいでいい
- 街以外、マップを拡大できないので見渡せない
- 結果、無駄に探索する手間が増える、大きいので歩数もかかる
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奥地から最初に戻るワープ/ショートカットでもあれば探索もいくらか楽だった
- 一応アイテム「エクスポート」、ハッカーズメモリー編ならばハッカースキルで戻れるが、ダンジョンギミックではなく消費アイテムを強制されるのはちょっと・・・
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ダンジョンの奥地が目的で、自動で戻されないイベントの場合、道をそっくり戻るので単純に面倒
- アイテムもあるが、序盤は資金繰りもなかなか厳しい
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ハッカーズメモリー編では反省した進行をする、サイスル編で行ったり来たりするだけだった箇所がADV的なワープになっていたりする
- これが逆にRPGらしさを損ねているところもある
- この動きをする個所は大体余剰な話のときで、テンポを悪くしている要因
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ハッカースキルの使用がだいぶ冗長で煩わしい
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様々な箇所で使って効果があるならこのUIで良いが、特定の箇所にしか使用できないなら、主人公がそのスキルを持っているかの有無だけで、その機能が起動できるか判定すれば良い
- ユーザがわざわざ選択する必要はない
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コピペ謎解きもあんまり謎解き感が無くて要らない要素
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論理演算とか、光三原色加算とかあれば・・・
- ハッカーズメモリー編で多少発展したことはさせられるものの、それでも
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論理演算とか、光三原色加算とかあれば・・・
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様々な箇所で使って効果があるならこのUIで良いが、特定の箇所にしか使用できないなら、主人公がそのスキルを持っているかの有無だけで、その機能が起動できるか判定すれば良い
UI について
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デジモン整理のUIがイマイチ
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所持、倉庫、ファーム島の3つ(序盤では)
で整理するが、一体単位でしか操作できない
- 交換ではなく移動の場合、「empty」をわざわざ選ぶ必要がある
- ショートカットは基本的に所持-倉庫 感しかなく勝手が悪い
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倉庫が1つしかない(攻略中なので増えるかどうか不明)ので、「お気に入り」だとか「才能値上げ中」とかそういう整理が効かない
- 混ざると進化/退化が柔軟なデジモンにおいて、どれがどれだったかわからなくなりやすい
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所持、倉庫、ファーム島の3つ(序盤では)
で整理するが、一体単位でしか操作できない
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ハッカーズメモリー編
テリトリーバトルにて味方を選択できるが、汎用選択UI
を使っているせいで大変煩わしい選択となっている
- リスト参照の専用UI 1つ用意すれば良いのに・・・
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デジモン図鑑において、進化/退化が追えるようになっているのは良い
- ただ、進化条件が図鑑では記載されない
- 進化/退化 でも図鑑にアクセスできればなお良かった
戦闘について
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QAでも書いた通り非常なまでのジャンケンゲー
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属性相性もあるが、それ以上に種族相性のウェイトが重すぎる
- そのせいで初見殺しも起きやすい
- 逆に種族相性がないフリー相手だと今度は長引きやすい
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属性相性もあるが、それ以上に種族相性のウェイトが重すぎる
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一部の敵には「貫通」が無いと対抗が難しい
- レベル押しも一応可能だが、貫通持ちとそうでないデジモンとで戦力差が大きすぎる
- 進化したら貫通の必殺技を失って弱体化するデジモンも多い
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敵は
SP無限
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なので、デジモンバトルも対等ではない条件での戦闘となる
- サイバースルゥース編はまだ良いが、ハッカーズメモリー編 後半のテリトリー戦では究極体3体が通常HPでSP無限という能力で襲い掛かってくるので、無駄に時間はかかるしSP回復アイテムも消耗するしでしんどいことこの上ない
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なので、デジモンバトルも対等ではない条件での戦闘となる
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稀に運ゲーが発生する
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全員がパニック 或いは スリープ
になると、プレイヤーにできることが無くなり画面を眺めるだけに
- ハッカーズメモリー編で一部の敵がそういう状況にしてくる
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全員がパニック 或いは スリープ
になると、プレイヤーにできることが無くなり画面を眺めるだけに
デジモンというものについて
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デジモンワールドやLCDゲームと違って、ポケモンのようにコレクションできる
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卵から育てて、寿命を経て次の世代へ、がデジモンらしさではある
- たまごっちブームに生まれたためにこの仕様
- コレクションしたい人にとっては、1体しか扱えないのもあってこのシステムは苦手な傾向にある(私のこと)
- デジモンストーリーシリーズはコレクションということで、好きなデジモンを好きなだけ扱えるのが良い
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卵から育てて、寿命を経て次の世代へ、がデジモンらしさではある
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全種は収録されていない
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QAでも書いた ブイモンの進化系であるデプスモンが存在しないなど
- タイムストレンジャーでもいないらしい
- メダルで
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デジモンカードゲームにある「オメガモン・ズワルト」は登場するらしい
- DEFEAT はないらしい、カードゲーム独自?
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シスタモンは先行予約特典である、現在入手する方法ない
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にもかかわらずストーリーに現れて、あまつさえデジラボに居座るという予約特典を持っていない人にひどい仕打ちを仕掛けてくる
- 海外版では Complete Edition としてシスタモンが製作可能になるDLCも含まれているらしい、おま国である
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にもかかわらずストーリーに現れて、あまつさえデジラボに居座るという予約特典を持っていない人にひどい仕打ちを仕掛けてくる
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QAでも書いた ブイモンの進化系であるデプスモンが存在しないなど
その他
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サイバースルゥース編をやった後にハッカーズメモリー編を開始しても、引継ぎが実質何もない
- メダル、図鑑が共有され、引継ぎ特典のアイテムが新規付与される
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デジモンはハッカーズメモリー編とサイバースルゥース編の両方をクリアしないと共有できない
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これが大変面倒である、攻略用デジモンを再度作り直す必要があり、二度手間
- そして攻略後はサイスルとデジモンを共用できるためにダブついてしまう
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これが大変面倒である、攻略用デジモンを再度作り直す必要があり、二度手間
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全体的に見ればイマイチな点が多く凡作だが、細かな配慮が光るところもある
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抑制パッチの適用によるマイナス、肉による友情値上昇には上限がある、使いすぎないように「これ以上効果が無い」と出る
- 適当なゲームだと効果がないにも関わらず過剰に使用でき足りする
- 性格変更パッチも同様
- ストーリーでも述べたが、ミレイによって道筋を見失わないようになっているのも良い
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抑制パッチの適用によるマイナス、肉による友情値上昇には上限がある、使いすぎないように「これ以上効果が無い」と出る
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